ニャオニクスな日々

夫婦でポケカやっています

アロコンクリスマス! 大会レポート(構築編)

アローラ! だいぶ間が空いてしまいましたが、アロクリの上位デッキリストを元に、サンムーン限定環境におけるデッキ構築のベストプラクティスを探る「構築編」をお送りします。今回は対象をサポートとグッズに絞り分析をしてみました。

 

◯サポート

まずサポートです。ベスト8入賞デッキで使われているサポートカードを、2つの指標で分類しました。

1. 採用率(採用者数÷8*100)

2.平均採用枚数(合計採用枚数÷採用者数)

この2つの指標を組み合わせ分類した結果、こんな感じになりました。

f:id:klov:20171229013108p:plain

横軸が採用率、縦軸が平均採用枚数となっています。それぞれの分類定義は以下のとおりです。

A:採用率50%以上・平均採用枚数2.0以上(2.0ジャストを除く)

→多くのデッキで主力として採用されるサポート

B:採用率50%以上・平均採用枚数2.0以下

→多くのデッキでサブとして採用されるサポート

C:採用率50%未満・平均採用枚数2.0以上(2.0ジャストを除く)

→一部のデッキで主力として採用されるサポート

D:採用率50%未満・平均採用枚数2.0以下

→一部のデッキでサブとして採用されるサポート

 

ということで、サンムーン限定環境ではシロナ・グズマ・リーリエは必須級、かつ3枚近くは入る、と言えそうです。また枚数は少ないもののアセロラが多くのデッキに入っており、これは上位入賞者の多くがたねポケモンまたは1進化ポケモンを主力としていたことも関係しそうです。

一方、プルメリマーマネといったサポートはハンドトラッシュという制約があり、使うデッキを選ぶようです。テンガン山やアクアパッチなどが多用されたデッキでは活躍できそうですね。

またポケモンだいすきクラブが分類Dというのは個人的に驚きました。以下のグッズ編で紹介するネストボールが多用されていたことも関係するのかもしれません。

 

◯グッズ

f:id:klov:20171229014526p:plain

分類定義などはサポートと同じのため省略します。

グッズはサポートよりも偏りが激しいのが特徴です。ハイパーボールは見事8名全員4積み。またネストボールも枚数の差こそあれ8人全員が採用していました。また意外だったのがフィールドブロワーで、枚数こそ少ないものの採用率が高く、それなりにどうぐやスタジアムが警戒されていたことが分かります。

またエネくじや学習装置、エネルギーつけかえ、ねがいのバトンといったエネルギーのケアグッズがCに集中しているのも興味深いところです。グッズの性質上、これらは同じデッキに複数採用されることは少なそうなため、ベスト8の多くのプレイヤーが何らかの形で「エネが足りなくてワザを打てずにテンポロスする」ことを避けようとしていたことが分かります。

一方でポケモンいれかえやエスケープボードといったアタッカーを入れ替えるグッズがDに分類されているのはやや意外でした。グズマが多用されており、それで事足りたのかもしれません。

 

いかがでしたでしょうか? もちろん今回の結果がこの環境における「正解」ではなく、今後研究が進むに連れベストプラクティスも変わってくるでしょう。今回の結果は現時点での情報として参考にしていただければと思います。

次回は主催3人で行ったアロクリ事前予想の答え合わせ記事をお届けします。

 

アロコンクリスマス! 大会レポート(環境編)

アローラ! 昨日行いましたアロクリですが、無事大盛況の中つつがなく終了しました。合計46名の方にご参加頂き、非常に盛り上がりました。参加していただいた方はもちろん、参加できなかった方からも楽しみだったという声を頂いており、主催者冥利に尽きます。皆様ありがとうございました。

さて大会結果ですが、ガブルカ(ガブリアスルカリオ)の使用率が20%を超える中、ただ1人ナゲツケサルを使ったけろぽんさん(ナゲツケサルゾロアークGX))となりました! おめでとうございます!

大会概要と上位入賞者、そして気になるデッキ分布・勝率は以下となります。

---------------------------

◯大会概要

日時と場所:2017年12月17日(日) バトロコ高田馬場

参加者数:46名

試合形式:スイスドロー5回戦30分BO1

 

◯上位入賞者

優勝:けろぽんさん(ナゲツケサルゾロアークGX・5-0-0)

準優勝:カズマさん(グソクムシャGXネクロズマGX・4-0-1)

3位:こばゆうさん(グソクムシャGX子ラランテス・4-1-0)

4位:ぺるーさん(竜ジジーロン+超バレット・4-1-0)

5位:たろさん(ジジーロンGXテッカグヤGX・4-1-0)

6位:ヤナギさん(ジジーロンGXソルガレオGX・4-1-0)

7位:たかぼーさん(ガブリアスルカリオ・3-0-2)

8位:のぞむさん(シルヴァディGXフーパ・3-1-1)

 

◯デッキ分布と勝率

f:id:klov:20171217235203p:plain

※最大勝ち点:使用者数*5試合*勝利時の勝ち点3を指す。理論上の最大勝ち点。

※勝ち点獲得率:獲得勝ち点を最大勝ち点で割ったもの。実質的な勝率。引き分け時に勝ち点1が発生する関係上、こうした表記になった

---------------------------

◯ガブルカはなぜ勝ちきれなかったのか?

分布を見て誰もが気づくのは、ガブルカ系統の高い使用率です。ガブルカ系統以外のデッキのバラけ方に対し、ガブルカ系統の使用率は2位たそがれネクロズマGXジバコイル系統の2倍と大きく離しています。

一方でベスト8にたかぼーさんが入賞しているものの、勝ち点獲得率は高くなく、勝率5割をわずかに切っています。なぜ圧倒的Tier1だったガブルカ系統は勝ちきれなかったのでしょうか?

先に答えを言ってしまうと、「1~3回戦までにホウオウGX系統やたそがれネクロズマGXジバコイルといった勝ちたい相手に勝ちきれなかった結果、4~5回戦でミラーマッチが多発し、喰い合ってしまった」が僕の見立てです。3回戦終了時、ガブルカ系統使用者の勝ち点分布は以下のようになっていました。

勝ち点6:3名

勝ち点5:1名

勝ち点4:1名

勝ち点3:4名

勝ち点1:1名

3回戦終了時点ですでに全勝者はおらず、勝ち点6と3が多かったため、その後同士討ちが始まります。

結果的に、ガブルカ系統の星取表は以下のようになりました。

f:id:klov:20171218212202p:plain

もっとも試合数の多かったのはミラーマッチ。まあ1つ発生するごとに2試合分カウントされるのでそれはそうですね、と。またガブルカ系統が強いとされるホウオウGX系統に勝てていないこと、Tier2のたそがれネクロズマGXジバコイル系統をすべて落としたことが響いています。ホウオウGXとたそがれネクロズマは序盤で落としていることが多く、後半のミラーマッチ多発の原因ともなっています。

なおここまで読んでお気づきの方もいるかもしれませんが、上位3名はほとんどガブルカ系統を踏んでいません。3人合計15試合でマッチングは1度だけ。序盤でガブルカ系統が星を落とした結果上位デッキとのマッチングが発生しておらず、実は直接的な相性は今回の結果からは分かりません。ただ言えるのは、ガブルカ系統はそもそも安定した構築がまだ見つかっておらず、環境以前に、構築面でまだまだ伸びしろのあるアーキタイプなのだということです。逆に今回の大会の結果をもって「ガブルカ強くない」と判断するのは早計とも言えそうです。

◯苦戦した2進化系統デッキ

なおガブルカ+鋼(ネクロズマ/ソルガレオ)で全体の使用率4割を超えているのですが、いずれも2進化ポケモンがキーとなる構築となっています。一方でベスト8のうち、ガブルカでも鋼でもない6つのデッキは、いずれもたねポケモンや1進化ポケモンを主体としたデッキです。こうしたことからも、やはり2進化ポケモンをキーとしたデッキは、まだ発展途上であるということが分かります。

今後ドローやサーチ系のカードが強化されると、こうした2進化主体のデッキが伸びていくかもしれません。

では逆にサンムーン限定環境における「安定した構築」とはどのようなものなのでしょうか。後ほど「構築編」ということで、上位デッキからこの環境における安定したデッキの組み方を探ってみたいと思います。というわけで、続く。

 

アロクリは素敵なデッキ名をお待ちしています

アローラ! サンムーン限定構築大会アローラクリスマス、いよいよ明日となりました。エントリー頂いている皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

 

なお前日のご案内でアレですが、アロクリに参加頂く方に1つお願いです。

可能であれば当日使用するデッキにデッキ名を付けていただければと思っています。

理由は2つ。

・スタンダードより(今は)やりたいことやれそうな環境なので、愛着持ってデッキ組んでいる人もいる、かもしれない

・後でサンムーン限定構築環境やスタンダードでそのデッキタイプが流行った時、そのデッキの名付け親を主張できる、かもしれない

という理由です。実際今年の3月にあったアローラコンストラクションZではノナメさんがエーフィダストを作っていたりして、ありそうなことだったりします。

もちろん、ユニークな名前をつけなきゃいけないというわけではないです。「グレイシア単」とか「ガブルカ」とかでも全然構いません。ただどこか工夫した点や、思い入れのある部分がある場合、それが分かるデッキ名の方が楽しいと思います。あ、なお公序良俗に反しない範囲でお願いします。SM5のヤレユータンだけ入れて「うんち」とかダメですよ。いやフリじゃないから。ほんとに。

 

ということで、スコアシートの下部にこんな風にデッキ名を記入して頂く欄を設けました。5試合目が終わった時点で構いませんので、入れて頂けると嬉しいです。

f:id:klov:20171216162722p:plain

それでは明日頑張りましょう!

 

サンムーン限定構築を考えるのに役立つ記事まとめ(随時更新)

アローラ! アロクリも今週末に近づいて来ました。まだまだ参加者募集中でございますので、迷ってる方はぜひ! 定員残り一桁です。

アロコンクリスマス エントリーフォーム

 

さて今回はサンムーン限定の環境について考えてみたいと思います。とはいうものの、主催が直接Tier1だなんだと言うのはちと興ざめな気もするので、主催以外で書かれている役立ちそうな記事についてをまとめてみたいと思います。なお随時更新して行きたいので、これもあるよ! という方はぜひTwitter等で教えて下さいませ。

 

◯各タイプごとのポケモン解説記事(ロロたんぬさん)

ロロたんぬさんが各タイプごとにサンムーンシリーズのポケモンを解説しています。

アタッカー・アシストという分類も便利。当日までに全タイプの記事が上がることを期待()

草タイプ

炎タイプ

水タイプ

雷タイプ

超タイプ

 

◯サンムーン環境考察(CHANGさん)

CHANGさんによるサンムーン考察。環境だけでなく、デッキ構築に関する考察もあります。

darkcharizard40.diarynote.jp

 

◯SM限定レギュについての考察とレシピ(リョウさん)

molmolpoke.diarynote.jp

10月のナナホシ杯サイドイベントで行われたサンムーン限定構築戦のレポ。スタン環境と違い、オカルトマニアやダストオキシンがないため、「ひかりのけっかい」アローラキュウコンの突破が鍵になると考えていたんですが、このレポートを見る限り

アローラキュウコンメタングで突破でき

サーナイトGXをメタグロスGXでワンパン出来る

メタグロス系統のデッキが跳梁跋扈していたようです。確かに強い。ただし現在は弱点をカバーできる新ソルガレオGXがおり、さらに新弾非GXであるプリズムスタソルガレオが……テンガン山が……ジバコイルが……

 

あれ、強化されてる?

 

◯サンムーン以降レギュレーションについて考える(ロロたんぬさん)

loloboulevard.diarynote.jp

loloboulevard.diarynote.jp

6月の記事ではありますが、その後ちょくちょくアップデートされていたようです。特に最初の構築に関する考え方は今でもとても役に立つと思われます(SM5で余程のことが無い限りは)(SM5で余程のことが無い限りは)(SM5で余程のことが無い限りは)。

 

◯SM限定レギュのデッキタイプ一覧!(ハシダムさん)

hashidam.diarynote.jp

 

11/23にサンムーン限定構築戦を行うハシダムさんの記事。タイプごとに注目カードが網羅されており、参考になります。

 

◯アローラコンストラクションレポート(たいあたりジム)

たいあたりジム第2回アローラコンストラクションレポート – たいあたりジム

今回の共同主催であるトイさんの「たいあたりジム」主催イベントレポ。驚く無かれ、なんと開催は2017年1月! SM1+が出た直後です。実は僕が初めて参加した自主大会でもあります。これがなかったら今回のアロコンクリスマスはおろか、ニャオニクス杯もなかったかもしれない。ということで、アロクリのご先祖様です。

 

◯海外レギュレーションのデッキリスト

September (2017) - Decklists & Tournaments (collecting results) / 60Cards

ゾロアークGX発売前ですが、バトルサーチャーなしの構築がどういうものかというのが分かります。大体プラターヌ4・N3~4・グズマ3~4ということで、ドロソ+グズマの現物でほぼ12枚近く使っています。中にはアセロラ4投という構築も。おそらく行進やスカイフィールド210ダメが無い中打点環境に耐えるための構築と思われます。

 

◯その他絶賛情報提供お待ちしています

・サンムーン限定環境に関するこんな記事があった

・同 こんな記事を書いてみた

などありましたら、 @klovまで教えて頂けると泣いて喜びます。この記事中に追加させて頂きます。

 

なお大会本体ですが、まだまだエントリーを受け付けております。申請はこちらから!

アロコンクリスマス エントリーフォーム

アロクリ エントリー者一覧

アローラ! ウルトラサンムーンみなさん順調でしょうか?

12/17(日)開催の「アローラクリスマス」略してアロクリ、続々とエントリー頂いております。現時点でのエントリーリストを以下に記載しておりますので、エントリー頂いた方はご確認下さい。

にしてもですよ。だいぶ豪華ですよこれ。

・第1回アロコン優勝者(アースさん)

・第2回アロコンZ優勝者(ふっぴーさん)

・第2回アロコンZベスト4(うきにんさん)

・WCS2017日本代表(CL2017大阪大会優勝)ドラゴラーさん

他にも次回バトクロ権利保持者の方やエントリー頂いており、アローラ限定構築という枠を超えて楽しみなメンツになっております。

 

12/16 00:00時点のエントリー状況

・エントリー人数:46名(キャンセル除く)

・エントリー一覧(敬称略・エントリー順)

1 ふっぴー

2 こばゆう

3 うきにん

4 アズサ

5 ロロたんぬ

6 のぞむ

7 リョウ

8 はむちよ

9 まさき

10 のなめ

11 おにぎり

12 カズマ

13 夏希

14 ぶんぶく

15 ハル

16 あぽろ

17 りょーすけ

18 ドラゴラー

19 デネにき

20 ぺるー

21 松本蒼馬(エビフライ)

22 ひらじ

23 ゆん

24 ゴロー

25 アリア

26 はっしー

27 なにものか

28 アース

29 ふらしょん

30 ななな

31 鈴衣

32 トンズラー

33 ヤマザキアラタ

34 マーライオン

35 たろ

36 おしゅん

37 シロ

38 ケイタ

39 よっしー

40 Yu-

41 ラウス

42 ろく

43 たかぼー

44 けろぽん

45 Oばっち

46 めん

47 ヤナギ

48 ユズ

 

とはいえ、どんなデッキを組めばいいのか分からん!という方もいらっしゃると思いますので、来週以降はアローラ限定環境を考えるのが楽しくなるコンテンツを紹介していこうと思います。

 

【募集停止】サンムーンシリーズ限定構築戦「アロコンクリスマス」開催!

(12/11 スケジュールおよび試合形式について追記しました)

 

アローラ!ウルトラサンムーン発売間近ですね!

カードの方も12/8に新シリーズ発売!

ということで!!!!!

 

サンムーンシリーズ限定構築戦やります!

-------------------------------

◯概要
日時:12/17(日)12:30受付開始・13時試合開始
場所:バトロコ高田馬場
定員:32名(先着)

※終了しました
参加費:500円(参加賞あり)
※ビギナー向けリーグの予定有り(下記参照)

 

◯レギュレーションについて
・サンムーンシリーズのみのカードで作られた60枚デッキを使用。サイド6枚。
・BEST of XY収録のカードは使用不可
・30分一本先取
・全試合スイスドロー形式を予定。試合数は参加人数により決定

 

◯タイムスケジュール(予定)

1300- 開会式・連絡事項
1310-1回戦
1350-2回戦
1430-3回戦
1510-4回戦
1600-5回戦
1650-閉会式・上位発表

 

◯試合形式について(12/16一部変更有り)

スイスドロー5回戦、30分BO1
・時間内に決着付かない場合、エクストラ3ターン、それでも未着の場合引き分け(サイド枚数を参照しません)
・勝ち点は3-1-0

・マッチングは勝ち点、オポで決定

・最終順位は勝ち点、オポ、直接対決で決着

 

◯ビギナー向けリーグについて
・「CSP獲得可能な公式大会未経験」「ジムバトル未経験」な方を想定したビギナー向けのリーグを用意します(サンムーンから始めた方でなくても構いません)

・希望の方はエントリー時にその旨選択下さい。

・試合形式はスイスドローによるマッチングを想定していますが、リクエスト等あれば柔軟に対応致します。またビギナー向けリーグのみ、試合の合間でのデッキ変更やカードの変更を有りとする予定です。

※定員は一般リーグとビギナー向けリーグ合わせて32名

-------------------------------

 

SM4+まででだいぶトレーナーズも揃って来ましたし、XY無しでもいける環境になってきました。12/8発売のSM5では「プリズムスター」システムも登場するとのことで、かなり面白くなりそうです。

 

▼こんな方にオススメです

・最近のスタン環境に飽きた方

・XYのカードあんまり持ってない!!という方

・スタンでは活躍できないお気に入りのポケモンを活躍させたい!という方

・新弾のギミックを早く試したいという方

・「来年XY落ちるやろ!むしろはよ落ちろ!」と思っている方

 

----エントリー受付は終了しました----

 

なおビギナー向けリなーグを用意した背景やサンムーン環境に関するお話は以下に続きます。ご興味ある方はお読み下さい。

-------------------------------

▼なぜビギナー向けリーグを作ったか

今年の夏に「ニャオニクス杯」というカップル向け対戦イベントをやったんですが、参加者の36%(n=44)がサンムーンシリーズからポケモンカードを始めたことが大会後のアンケートからわかりました。主催側としては想定より高い数字でして、サンムーンシリーズから新規のプレイヤー層が増えていると感じています。

ニャオニクス杯の狙いの1つに、そういった「ビギナーかつあまり外の人と対戦・交流したことがない」という方が一歩外に踏み出す機会を作りたい、というのがありました。今回もサンムーンシリーズ限定構築をやるのであれば、それに近い仕組みがあったほうがいいのでは、と思った次第です。一応スイスドロー形式と書きましたが、何かリクエストあれば希望にそった形でやろうと思っています。

 

▼なぜサンムーン限定構築か

最近、なにものかさん主催の「ポケカプレゼンオフ」というイベントでポケモンカード(の特にポケモン)のスペックについて調べて発表するという機会がありまして。旧裏第一弾からSMシリーズまでのポケモンのHPや最大ダメージをちまちまExcelに入れて計算してたんですが、そこで思ったのは

・EXやGXポケモンは一部の例外を除いてワンパンされるようなHP設計になっていないし、するようなワザの設計にもなっていない

・だからこそGXワザは明確にEX・GXポケモンを一撃で倒せるようなデザインになっている

・なのに!よるのこうしん、ゾロアークGX、MレックウザEXときたら!!!

・特によるのこうしんは環境に残りすぎ

・多分よるのこうしんやゾロアーク、レックが悪いのではなく、バトルコンプレッサーとスカイフィールドが悪い(もちろん良かった面もあるんだけど)

 

何が言いたいかというと、特にGXワザが出てきたサンムーンシリーズの醍醐味って、実はスタン環境じゃ味わえないのではないか。サンムーンシリーズ限定構築で初めて分かる楽しさもどこかにあるんじゃないか、みたいなことを思った次第です。

実際のところはやってみないと分からないのですが、新シリーズ出ますし、年末ですし、楽しんでもらえればいいなと思っています。ぜひご参加下さい!

----エントリー受付は終了しました----

デッキレシピ:鋼ゾロアークシルヴァディ

新弾リリースに付きデッキ供養。SM4のレジスチルでエネ加速しつつ、カミツルギGXで特殊エネを割って細かいテンポアドバンテージを積んでいくデッキです。

 

19 ポケモン

3 レジスチル

3 ゾロア

3 ゾロアークGX

2 タイプ:ヌル

2 シルヴァディGX

2 カミツルギGX

1 コバルオン

2 カプテテフGX

1 ウソッキー

 

12 サポート

3 プラターヌ博士

2 N

2 アズサ

2 グズマ

1 アセロラ

1 オカルトマニア

1 センパイとコウハイ

 

14 グッズ

4 ハイパーボール

4 サーチャー

2 こだわりハチマキ

1 レスキュータンカ

1 ファイトメモリ

1 サイキックメモリ

1 フィールドブロワー

 

3 スタジアム

3 スカイフィールド

 

12 エネルギー

8 鋼エネルギー

4 ニコタマ

 

▼動かし方

冒頭にも書いたとおり、細かいテンポアドバンテージを積み重ねていくデッキとなります。殴り合いの中にエネ加速+エネ破壊を挟むことで、中盤のどこかで「動けるアタッカーが自分側にしかいない」という状況を作り出します。

シルヴァディの役割は

・前のスチルを下げてゾロアークGXを前に出す

カミツルギGXが縛られるのを防ぐ

・相手がGXメインの場合、序盤にリベリオンGXで相手の大物を一匹狩る

・メモリをつけて闘弱点・超弱点をワンパン

等です。逆に言えば上記に当てはまらない場合前には出しません。

またカミツルギはエネ破壊の他に、

ゾロアークGXのライオットビートの肥やし

・サイド奇数戦を挑まれた際はスラッシュGXで終わるプランを持てる

などがあります。特に序盤にリベリオンGXを使う必要がない場合、たいてい相手に非EX/GXを挟まれているので、スラッシュGXで決めるパターンは割りとあります。

 

▼強みと弱み

このデッキもご多分に漏れず、環境的に特殊エネ破壊がはびこっており、基本エネ2枚で動くゾロアークGXは相対的にかなり強いわけです。またレジスチル(エネ加速+30打目)とゾロアークGX(とりひき)のおかげで盤面の再現可能性が高く、上振れと下振れが少ないデッキになっています。

一方でこちら以上にテンポ加速してくるデッキは不利です。マーシャドー行進やホウオウは、

・あまりエネ破壊が刺さらない

・こちらより早い

・こちらのGXをワンパンしてくる

などの理由で厳しい戦いを強いられます。

 

とはいえ、極端に弱いデッキがあるわけでもなく、きちんとゲームプランを立てれば幅広い相手に対応できるのが強みです。リベリオンGXで大物を序盤に狩るプランもあれば、サイド奇数戦に付き合ってスラッシュGXで勝つプランもある。ポテンシャルはあるデッキだと思っています。