ニャオニクスな日々

夫婦でポケカやっています

夏ファン使用デッキ「ミュウツー解放計画」

ミュウツーというのは不思議なポケモンです。最強レベルの力を持ちながら、ゲームではハナダの洞窟、映画では絶海の孤島と、自ら閉鎖空間に閉じこもっている。

 

ではそのミュウツーを外の世界に解放したらどうなるのか?

それが「ミュウツー解放計画」です。

 

外の環境から持ち込まれた生物を外来種と言います。強力な外来種は既存の生物を脅かし、生態系を破壊します。もともとその環境どころか自然界にすら存在していなかったミュウツーは、いわば最強の外来種です。

そんな外来種と共存できるポケモンは2種類しかありません。

 

1. ミュウツー同様、自然界の外にいるポケモン。ポリゴン系統、マギアナゲノセクト

2. 生態系そのものにアクセスし、環境を再構築できる創造主、アルセウス

 

ラボから生まれたミュウツーは、我々が解放したのち、人工ポケモンとともに街を破壊し、世界から色を消し去ります。

一方、創造主アルセウスの技ジャッジメントバーストは、ついている基本エネルギーのタイプ分だけ威力が上がります。アルセウスは世界に色を取り戻すのです。

とはいえこれはあくまで仮説です。タイプ頂く皆さまには、検証のためのシミュレーションにお付き合い頂きます。勝つのは科学か? 創造主か? それとも既存の環境、つまり対戦相手のポケモンか?

 

結果は、皆さま次第です。

 

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というプレゼンをしてきました。今年のポケモン映画が「もし今サトシがポケモンマスターを目指す旅に出たら」というIFの世界だったので、僕はダークサイドの方にIFを加えてみた次第です。

 

もともとファンデッキに疎いもので、春ファンは勝手がわからずとりあえず妻に付いてった感がありました。その後優勝したトリバーさん始めとした上位陣のプレゼンやデッキを見て、「あ、なるほどポケカ使って二次創作やれば良いのね」と勘所を掴めた気がしていました。そんな訳で6位ですが入賞出来たのは素直に嬉しかったです。

 

なお当日は研究員ぽくメガネに白衣でしたが、実は裏設定として正体はミュウツーの生みの親(ゲーム設定)たるフジ博士の悪堕ちした姿、ということになっていました。ポケモンタワーでロケット団にさらわれ、そのままマッドサイエンティストの血を覚醒させてしまったら……というIFです。そのためスリーブとデッキケースはロケット団のものを使っています。

 

ちなみに戦績は1-1-1と見事に分かれてしまい、解放計画の是非は分からず仕舞いでした。偶然とは言え、生態系の行方などシミュレーションでは分からないということなのかもしれません(余談ながら負けた試合はマッギョでした。案外マッギョはアローラの砂浜のほうが適しているのかもしれません)。

 

▼夏ファン全体について

 

前回の春ファンに比べ格段に全体のレベルが底上げされていました。事前審査制の採用によるところかもしれません。単に好きなポケモンを使う、だけでなく、そこに一捻り二捻り加えた方がほとんどでした。

その分、「これが俺の・わたしの考えるファンデッキ!」の像が多様化しており、投票先も分散したと思われます。というかファンデッキコンテストなのでむしろそれが当たり前で、上位陣に票が集中した前回が例外なのかもしれません。おそらく今後開催が続きレベルの底上げされるにつれ、いくつかのクラスタに収斂してくと思われます。個人的にはそこからが本番だとも思っているので、次回以降も楽しみです。