ニャオニクスな日々

夫婦でポケカやっています

デッキレシピ:エンニュートGXマニューラ

マニューラ! 新弾のエンニュートGXとマニューラをどうにか使いたいと思っていたところ、合わせればいいんじゃない? となったので組んでみました。

 

エンニュートGXマニューラ【XY1-SM2+】

 

ポケモン15
4ヤトウモリ
4エンニュートGX
1エンニュート
2ニューラ
2マニューラ
2テテフGX

▼サポート14
3プラターヌ
3N
2フラダリ
3鍛冶屋
2オカルトマニア
1AZ

▼グッズ19
4ハイパーボール
4サーチャー
2レベルボール
3バトコン
3ちからのハチマキ
2かるいし
1レスキュータンカ
1フィールドブロワー

▼スタジアム3
3灼熱の大地

▼エネルギー8
8炎エネルギー

 

見たまんま、マニューラで相手のテテフGXにダメカン載せてエンニュートGXでワンパンするデッキです。最初はマニューラを夜ルガルガンGXと組ませていましたが、バンバンルガルガンにダメカンが載るので、即解体してこちらになりました。

各所で「過小評価されている」と評判のエンニュート女史ですが、ボルケニオンEXと差別化できるのはつまるところ「特性に頼らず火力が出る」点です(高火力は終盤ですが)。であれば特性持ちを極力押さえて逆に特性持ちを殺しに行くのが妥当な線です。ニューラ出した時点でやりたいことはバレバレなので奇襲性はありませんが、それで特性持ちの展開をとどまってくれるのであればそれはそれでよし。

タイプ相性的に不利なキュウコンGXにもマニューラエンニュートGXでテテフGX2体を倒してサイド3:4交換、その後ちからのハチマキ+ましょうのツメでキュウコンGXワンパンという理想の動きが取れたりもしました。

 

以下個別のカードについてです。

 

・オカルトマニア

マニューラおるのにまだ特性対策積むの?と思われるかもしれませんが、マニューラはあくまでエンニュートGXの序盤の火力補助であり、特性自体の抑制効果は低いです。オカルトマニアで出てしまった特性持ちの昨日を封じながらマニューラでダメカンをばらまきます。

 

・AZ

アセロラと悩みましたが、テテフスタートを初手に無条件解除できること、このデッキはテテフがあまり殴らない想定なのであまりカードがつかないことなどからAZにしました。

 

・ちからハチマキ

打点110族にはちからのハチマキ。これお約束。

 

・レスキュータンカ

マニューラは1回ばらまけばあまり2体目立てるほどでもないんですが、バトルコンプレッサーとの相性が良いので1枚。バトコンとこれがあるだけでなぜか山札の好きなサポートが使えます。不思議。

 

・灼熱の大地

ボルケニオンがいないので炎エネをトラッシュに送り込む役が必要なため。が、あまり要らないかも。2枚でいいかな。むしろエネがちょっとカツカツすぎるのでエネを1枚増やしたいくらい。

 

 

バリヤードは入れてません。バリヤードマニューラ両方が揃わないといけないデッキにした時点でかなりテンポが悪くなりそうだったからです。試す価値はあると思いますが、あとで。

新たなる試練の向こう マニューラ考察

新弾で環境に影響与えそうなカードをちょいちょい考察したいと思います。第一弾はマニューラ

マニューラ

無色1エネでお互いの場の特性持ちに60。シンプルですね。コストは最低限なので入れようと思えばどのデッキにも入れられます。自分の場の特性持ちをなるべく押さえれば、宮城大会で数多く採用されたコケコ、フーパに勝るとも劣らないパフォーマンスを発揮しそうです。

使い方ですが、1進化とはいえHP90なので基本的に1回殴ってばら撒いたらほぼ終わりです。そのため選択肢は以下の2つです。

a.1ライン立てて撒いてサイド7枚戦(=2体目は立てない)

b.ダストや行進のように立てつづけて撒き続ける

ばら撒ける対象が限定されている以上、bのようにマニューラ頼みの構築はリスキーです。基本的には1体立ててばら撒いて、特性持ちに対するクロックを速める使い方になるかと思われます。

ではどのデッキのどのポケモンに刺さるのか? 現環境で活躍する特性持ちポケモンをざっと洗い出してみます(HP/おきて発動後のHP)

 

◯各デッキ共通

カプ・テテフGX(170/110)

シェイミEX(110/50)

フーパEX(170/110)

・ダストオキシンダストダス(100/40)

アローラベトベトン(120/60)

カイリューEX(180/120)

ウソッキー(100/40)

 

◯エーフィダスト

イーブイ(60/0)

・各種エフェクトブイズ(90/30)

 

オーロット

オーロットbreak(160/100)

オーロット(110/50)

 

ボルケニオン

ボルケニオンEX(180/120)

 

◯ゲロジュナ

ジュナイパーGX(240/180)

 

ルナアーラ

ルナアーラGX(250/190)

ソーナンス(110/50)

 

キュウコン

アローラキュウコン(110/50)

 

◯鋼系(ソルガレオ含む)

ドータクン(90/30)

ゲノセクトEX(180/120)

ギルガルドEX(170/110)

ソルガレオGX(250/190)

 

◯よるのこうしん

・ミュウ(50/0)

 

ゾロアーク系(エフェクトビーゾロなど)

ゾロアーク(100/40)

ゾロアークbreak(140/80)

 

ルガルガン

・夜ルガルガン(210/150)

・メレシーbreak(110/60)

 

ラランテスラフレシア

ラフレシア(130/70)

ラランテス(100/40)

 

ゲッコウガ

ゲッコウガbreak(170/110)

・みずしゅりけんゲッコウガ(130/70)

 

◯カプ・コケコ

・カプ・コケコGX(170/110) 

 

◯WTB

マナフィEX(120/60)

 

こんなもんでしょうか。こうして見ると特性が重要なデッキが多いですね。他にもあったら教えて下さい。

まとめると以下のようになります。

・たねEX/GX 170-180が110-120に(シェイミは110→50 マナフィは120→60)

→80-90打点の技にこだわりハチマキでワンパン

→110-120打点以上の技でワンパン

 

・break進化 140-170が80-110に

→同上

 

・1進化GX 200-210が140-150に

→60-70打点の技で2パン

→120-130打点の技にこだわりハチマキでワンパン

→160打点の技でワンパン

 

・2進化GX 240-250が180-190に

→90-100打点の技で2パン

→60-70打点の技にこだわりハチマキで2パン

→160打点の技にこだわりハチマキで1パン

 

・その他 とてもよわくなる

 

こうしてみると

・たねEX/GXが110-120以上出せばワンパン

・1進化GXが130打点にこだわりハチマキでワンパン

・同、160打点でワンパン

・2進化GXが160打点にこだわりハチマキでワンパン

あたりが影響大きそうですね。テテフがグッズ6枚トラッシュのゴミなだれで落ちる、ボルケニオンEXが夜ルガルガンGX+ストロングエネで落ちる、ソルガレオGXがキュウコンGXのハチマキ+ブリザードエッジで落ちる、と書くと結構強そうに見えます。

個人的には特性依存の低さから、ケンタダストやジジーロンダストに1ライン差しておくとグッズ抑制プレイされた際の対策になるかなと感じました。また夜ルガルガンは自身が特性を持つので使うタイミングが限定されるものの、ワンパン出来る範囲がかなり広がるため非常に有用だと思われます。

他にも色々と打点の作り方はあるので、まだ少し楽しめそうです。

春のファンデッキコンテンスト!レポ

 昨日行われたみやたさん・トイさん・イラクサさん主催の「春のファンデッキコンテンスト」に例によって夫婦揃って出てきました。普段は僕が妻を連れ回す感じなんですが、今回は妻が主役で僕どっちかっていうと刺身のツマ。結婚式で言うところの新郎。

とはいえそんな刺身のツマでも十二分に楽しめるくらい素晴らしいイベントでした。細かいルールはありますが、要は「自分が楽しい、面白いと思うデッキを作り、アピールする」大会です。プレゼンと試合でアピール形式が2つあるのが特徴。

参加者は32名だったんですが、全員最初に1人1分半程度持ち時間があって、その中でデッキのコンセプトをアピールします。びっくりしたのは参加者のプレゼン能力の高さ。もちろん実際のデッキもよく出来てる方が多かったんですが、プラスでなおプレゼン能力が高い人も結構いる。個人戦なのにロケット団ボス(サカキ様)としたっぱがそれぞれ揃ってたりとか、いきなりステージ降りてポケモン言えるかな歌い出す人とか(無論会場全体で合唱)。

ちなみに僕はニョロトノが一番好きなので、ニョロトノの素晴らしさを語りつつ、彼の悩みを代弁しました。ニョロ「トノ」なので、いちおう彼王様なんですよ。ニョロ界の。どんだけ狭い世界なのか知りませんが、とにかくトップっぽい。余談ですがニョロトノの頭の後ろからちょろっと生えてる細いアレ、ちょんまげモチーフだって知ってました? 僕は昨日知りました。

とにかくニョロトノはトノなんです。ところがどうですかゲームでの扱いは。特性「ちょすい」「しめりけ」「あめふらし」って完全にカエルですよ。全然王様感がない。ちょっとひどい。

でも実はカードゲームだとちゃんと王様扱いされている。XY3のニョロトノは特性「おうじゃのうた」でニョロ系の技が無色エネ部分なしで打てる。そしてXY3のニョロ系はトノ以外全員無色3エネの技を持っている。もうこれはニョロトノラインオンリーのデッキを組んでニョロトノをトノにするしかない! ニョロトノがいないとダメ感を出すためにエネは一切入れない! 

ということで組んだのが下記のデッキ。

 

▼使用デッキ

ニョロトノを王様にするデッキ

ポケモン15
4ニョロモ(XY3)
4ニョロゾ(XY3)
3ニョロボン(XY3)
4ニョロトノ(XY3)

▼サポート9
4N
4アオギリの切り札
1ポケモン大好きクラブ

▼グッズ32
4ハイパーボール
4ダイブボール
3サーチャー
3メンテナンス
4トレポス
4かるいし
3バトコン
3不思議なアメ
2まんたんのくすり
2レスキュータンカ

▼スタジアム4
4うねりの大海

▼エネルギー0

 

見たまんまですね。とにかくニョロトノを出してニョロたちを出して殴る。以上。とりあえずアオギリは4! サーチャはまあアオギリ打ちたいから3くらい。そのくらいの調整しかしてません。あと打点上げるカードも本当は欲しかったんですが、何抜いてもニョロトノが序盤に立たなさそう、アタッカーを毎ターン立てられなさそうという根本問題を誘発しそうだったのでやめました。これでも当日結構ギリギリだったので、まあなんというかファンデッキですね! まあ敢えて言うならまんたんのくすりはなくてもなんとかなったかも。なぜなら前に出したニョロはほぼ必ずワンパンされるから。

 

▼試合レポ

なお試合の方は敢え無く3戦全敗でした。まあ敗因は単に打点が足りないというところですね。ファンデッキ対決にレポのニーズとかまったくないんですが、このまま忘れちゃうのも勿体無いので記録として。

1戦目 vs.ミウラさん カガリデッキ

え?カガリってカードないやん?て思った貴方、甘い。「マグマ団の幹部」でしょ?って思った方、惜しいけど甘い。「マグマ団のグラードンEX」にはなんとカガリちゃんのイラストがあるんですよ。彼はプレゼンの際に「マグマ団のグラードンEX」を「実質カガリちゃん」と言い放ちました。実質カガリちゃん。パワーワード過ぎる。

試合はまあ4ターン目に4枚目のエネがついたマグマ団のグラードンEXにそのまま押し切られたんですけどね。それはどうでもいいとして、試合の最初にミウラさんがニヤリとしながら「……このマグマ団のグラードンEXにあるカガリちゃん、ふともも出てるんですよ。ふとももアドですよ」と言ったのが忘れられません。実質カガリちゃん、ふとももアド。この言葉を忘れずに生きていきます。え?カガリちゃんが誰か知らない? ボルカニックヒート!

 

2戦目 vs.Fさん マッギョデッキ

マッギョコスのFさん。マッギョのかぶりもの、かつパンツにマッギョのワッペン、コーディネートもマッギョカラーで統一。でもなぜかスリーブはマッギョじゃない。謎です。デッキは当然マッギョメイン。みがわりロボを気絶させながらマッギョのリベンジで100以上出してくる。エネがなくなるのでクワガノンで補給。

ところがサイド4-4あたりでFさんの挙動がおかしくなる。

Fさん「なんでこのカード入れたんだろうなー使いたくないなー……いやーでも連敗やだしなー…」

僕「???」

Fさん「カプ・コケコGX出してエアロトレイル、てんくうのつめ」

僕「!!!」

 

僕も驚きましたが多分いちばん驚いてたのはベンチのマッギョです。

とはいえポケカポケカなので、粛々と試合は進み、当然蹴散らされるニョロたち。なおちなみに一応試合後フォローがあり、「マッギョ殺されるくらいならエアロトレイルで前にコケコ出してコケコが死んでマッギョのリベンジ打つ用途」とのことでした。なるほど。コケコはマッギョの守り神だったんですね。

 

3戦目 vs.ひよこさん ルカリオデッキ

ガチやん!と思いましたが、大会助手のゆさまさんがルカリオコスな上に、そういやソウルリンク昨日出たんだよな……何年越しだ……という感慨深さもありました。ルカリオのソウルリンクに反応したのか試合の方も一番僕のデッキが回り、メガルカリオ倒してサイド残り2枚までは行きました。二体目にエネがつきはじめちゃって上手く行かなかったんですが、フラダリでニョロトノ倒された後メンテナンスから渾身の1ドローでばっちりレスキュータンカ引いたのがハイライトです。多分テーブルで一番ガチだった。ファンデッキコンテンストそれでいいのかという気もしますが、ルカリオニョロボンがガチで殴りあってる様子を想像して下さい。かっこいいじゃないですか。だからいいんです。

 

なお優勝はタケシのまわりにお姉さん(サポートのSR)をはべらせた「タケシのパラダイス」デッキ、トリバーさんでした。なお二次会(飲み会)であれはトリバーさんの欲望をタケシに託したものだという真相(噂?)を耳にしたのが収穫でした。僕もカリンさんにもふもふされたい。

以下、写真コーナー。ちなみにベストデッキ賞の投票は1人300pt持っていてマックス3人にまでポイント振れるんですが、うっかり「プレイヤー名:やまおとこ 300pt」と書きそうになりました。これずるいですよね。どのシーンにも割って入って写真撮って貰えるもん。

◯トイさん(やまおとこ)

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◯トイさんみやたさんゆさまさん

 

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◯トイさんと妻と僕

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◯妻と鯖さん(シャンデラとヨノワール!)f:id:klov:20170423175033j:plain

◯優勝したトリバーさんと優勝景品のイラクサさん色紙!

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デッキレシピ:ダークライバトンダークライ

新弾発売されましたね。戦果はいかがでしたでしょうか。僕はSM2+2箱が再録ばっかりで萎えたところでBOXYでオカルトマニアSR引いたのでチャラとします。

今日はポケセンメガトーキョーでイースターバトルにお邪魔してきました。イースターデッキケース可愛い。

 

▼使用デッキ ダークライバトンダークライ

ポケモン13

3 小イベルタル

3 ダークライEX

3 ダークライGX

2 カプ・テテフGX

1 カラマネロEX

1 シェイミEX

 

◯サポート11

4 プラターヌ博士

3 N

2 フラダリ

1 ポケモンだいすきクラブ

1 オカルトマニア

 

◯グッズ21

4 サーチャー

4 ハイパーボール

4 ピーピーマックス

3 バトルコンプレッサー

2 トレーナーズポスト

3 ねがいのバトン

1 フィールドブロワー

 

◯スタジアム4

4 月輪の祭壇

 

◯エネルギー11

11 悪エネルギー

 

▼デッキ概要

見たまんまですね。

新弾のカード使ってみたい

ダークライGXのリザレクション強い。

ダークライEXのあくのはどうと合わせればええやん

当然バトコン&小イベ入れるよね

ねがいのバトンつけたらなおイイネ

デッドエンドGXしたいのでカラマネロ

 

要は細かいシナジーを詰め込んだグッドスタッフ的なデッキです。

 

▼結果

1戦目

vs. 少年A ボルケニオンEX-ボルケニオン-バクガメスGX ◯6-2

小ボル2匹倒したところでバクガメスGXがニトロ使ってきて何も無いところから一気にガメスと後ろのボルケニオンEXにエネが付いて焦る。どうにかバクガメス倒してダークライGX前へ。お相手デッドエンドGXの事前知識がなかったようでそのままカラマネロの強力催眠→デッドエンドGXでサイド2枚引いて勝ち。

 

2戦目

vs. 少年B ドヒドイデGX-ドラミドロ-ダストダス(SM2) ◯6-0?

小イベでヒドイデ倒したところで満を持してドヒドイデGX登場。ついでにドラミドロも登場。激ヤバポイズン。激ヤバ。そこからオカルトマニア連発して毒の結界をなかったことにしてドヒドイデGX倒すと、後続が続かずそのまま押し切って勝ち。

 

3戦目

vs. お兄さんA アシレーヌGX-ラプラスGX-マナフィEX-パルキアEX ◯6-1

小イベからバトコン-リザレクション-デスウィングの理想的展開。と思ったら相手のアシマリがアメで先2アシレーヌGXに。挙句後ろにマナフィ。HP250にマナフィとかやってられないのでカプ・テテフGXでフラダリ→マナフィ落とす。さらにもっかいフラダリでパルキアEX縛って落とし、アシレーヌGXはカラマネロ強力催眠→デッドエンドGXで終わり。

 

4戦目

vs. お兄さんB エンニュートGX-ラランテス-メガヤンマ ✕5-6

近くで妻と激戦を繰り広げていたお兄さん。エンニュートGXも気になっていたので、お願いして対戦してもらう。先2エンニュートが110出してきて焦る。その後強力催眠→デッドエンドGXなどでサイド1-2まで持っていくものの、後続が来ないと思ったところからレスキュータンカ→エンニュートGX→ましょうのツメでダークライGXがワンパンされて負け。

 

◯強み

・基本的にグッドスタッフデッキなので、扱うの簡単

・ねがいのバトンがあるので前が倒されてもテンポロスしない

・バトコン→ダークライGXのリザレクションが普通に強い。あくのはどうが20増える上にピピマの置き先に困ることもない。

・強力催眠→デッドエンドGXは強い。

 

◯課題

・ハチマキもダブドラもないので火力がそこまで上がらない

・まわしもないのでHP180は結構死にやすい。今回は無かったけどコケコやフーパでスプリットダメージ食らってると160でワンパンされる。

・足回りを月輪の祭壇に頼っているのでそこが破壊されると辛い

 

なお事前にキュウコンGXとやったら新弾のアロQがマジでうざかったです。中打点なのでそれがなくても構造的に辛い。ダストケンタはまだやってないですが多分これも辛い。もう一歩何か押しが欲しいところなデッキでした。

 

 

ゴミなだれダストダスのダメージ期待値(相手デッキ別)

新弾が発売されて10日が経とうとしています。ゴミなだれダストダス強いですね! ただそのあまりにわかりやすいカードパワーゆえに、ダストダス対策の議論が先行し、ダストダス側の研究がまだ追いついてないようにも思えます。

僕自身、SM環境限定構築でダストダスケンタロスGXを握り、挙句ダストダスミラーを2回も踏んだこともあり、ダストダスを使う側としてもう少しこいつを活躍させたいと考えました。とはいえ、ゴミなだれは相手のデッキタイプや展開によってそもそも期待できるダメージが異なります。まずはどのデッキとどのターン数でどの程度のダメージがが読めるのか、調べてみました。

 

アーキタイプ6つにおけるゴミなだれのダメージ期待値

いったんの結論だけ先に書いてしまいます。メジャーどころのアーキタイプを6つ持ってきて、各デッキごとに10回ずつ、5ターン目まで一人回しをして使用したグッズ(道具含む)から出されるダメージの平均値です。

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★条件

・各デッキごとに10回まわして使用したグッズ(道具込み)枚数の平均値から算出。

・なお10回中2回は念のため対人戦を混ぜている。結果として対人戦と一人回しでグッズの使用数に大きな差はなかった。

オーロット以外はチャンピオンズリーグ2017大阪大会ベスト16のデッキから。レシピは以下から。

オーロットはベスト16にいなかったが今後増えていくと思われるので、ポケカメモさんからレシピを拝借。

・そのためオーロット以外SM2のカードは反映されていない

・ゴミなだれ相手想定では回していないため、実際は相手がグッズ使用を抑制するなどの下振れ要因が入る

・赤字は「参考」に載せた各デッキの主力ポケのHP(まわし等含まない)を超えるタイミング

 

▼各デッキごとの詳細データ

以下はデッキごとの詳細データです。当然ながら10回回すとそれなりにグッズを使う場合とそうでない場合があるので、ここでは主にそのブレに注目してみました。

 

Mean:各ターンごとの平均使用グッズ枚数(道具込み)

Mean Damage:Meanに20をかけたもの。期待出来るゴミなだれのダメージ。

Standard Deviaiton(σ):各ターンごとの、グッズ使用枚数の標準偏差(試行回数10)。つまり試合ごとグッズ使用枚数の「ブレ」の平均。

σ Damage:σに20をかけたもの。各ターンごとにブレる可能性が高いダメージの量。

Mean -σ:Mean Damageからσ Damageを引いたもの。下振れした場合に取る可能性が高いゴミなだれのダメージ量。

Mean +σ:Mean Damageにσ Damageを足したもの。上振れした場合に取る可能性が高いゴミなだれのダメージ量。

※Mean から何σ増減させるべきかは諸説あるとは思いますが、とりあえず1σで。

 

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▼データから分かること

ダストダス側目線

・ダメージの振れ幅がそれなりに広い

・序盤もダメージはそこそこ出る(ことが多い)ため、ヤブクロンスタートでもダストになれれば何とかなりそう。

・下振れした場合、M進化&GX勢はこだわりハチマキを付けても5ターン以内には1パン出来ない。

・でも下振れしてもハチマキつければシェイミは2-3ターン目には、テテフも3-4ターン目には落とせるようになる。

 

◯相手デッキ目線

ダメージの振れ幅がそれなりに広い

・バトルコンプレッサー搭載デッキ(今回は白レックとボルケとゲロジュナ)は1~2ターン目のダメージが高くなりがち。

・ゲロジュナは早めにジュナイパーを複数立てれば、ジュナイパーを前にしてダストを狩り続けることで動きを止められる。

・白レックはグッズ使用数が少ないケース=回ってないケースとなることが多かった。そのためシビアな展開が予想される。

 

▼ダストのデッキ構築に際し考えること

相手のグッズ使用数が下振れした場合の対策としては、下記の2点がありえます。

a.グッズサポート特性その他で打点を上げる

b.グッズを使わせる/捨てさせる

aは上記のこだわりハチマキのほか、炸裂バルーン、またすでに成果を残しているエフェクトブイズなどが挙げられます。たまに「ダストにエフェクトは過剰では?」と言う意見もありますが、下振れしたケース(Mean -σ Damage)の列を見ると、倍にしてちょうど2-3ターン目に相手の主力ポケを倒せる程度です。そのためエフェクトブイズは正しい選択と言えます。対ゲロジュナにいたっては、エフェクトにさらにハチマキが欲しいくらいです。

逆に言えば、白レックやボルケニオンが初手に200近い(ないしはそれ以上)のダメージを出し得るこの高速インフレ環境で、2-3ターン目に200~240ダメというのは特に速くはありません。bの方向性を捨てるのであれば、エフェクトブイズは必須といえるかもしれません。とにかく、実はaは思いの外選択肢がありません。

 

bはaと異なり実は色々と選択肢があります。要は相手の展開を阻害すればようやく10ターン目に200ダメ出せるようになっても間に合う(可能性が高くなる)わけです。

ア)ハンデス(直接手札から捨てさせる)

イ)エネ破壊(グッズやプラターヌを使わざるを得ない状況にする)

ウ)特性ロックでテンポディスアドバンテージ

 

ウ)はダストオキシンのダストダスが思い浮かびますが、序盤にゴミなだれダストを前に出したくないことを考えるとソーナンスの方が適任です。テテフで初手こわいおねえさんを決めつつ、ハンマーでエネを壊しながらソーナンスとゲンガーEXをグルグル回し、テンポを崩しゴミなだれ降臨を待つという形もありな気がします。エーフィGXダストに強いですし。

 

▼まとめ

ダストダス

・ダストにはエフェクトブイズ。

・さもなくば徹底してテンポ破壊。

◯対ダスト側

・バトルコンプレッサを起点に動く場合、序盤からグッズ使用数が上がりがちなため出来れば構築の段階で避けたい。

・ハチマキがあるためシェイミテテフはすぐに落ちるダメージ量に行く。なるべく出さない。出したらしまう。整理整頓。

 

その他何かデータを見てお気づきの点あれば是非教えて下さい!

アローラコンストラクションZに出てみたよ

3/19(土)、トイさん・イラクサさん主催の「アロコンZ」に妻と参加して来ました。使用したデッキはケンタロスGX+ジジーロンGX+ダストダス(+テテフGX)です。簡単なレポートを。

 

taiatari.net

 

▼事前準備

新弾発売前日(木曜日)に環境分析としてこんな記事を書いていました。

pokeca.hatenablog.com

発売前日までに僕が見聞きした情報だと、環境はあまり大きく変わらないイメージでした。このダストダスを見るまでは。

 

▼デッキ選択の経緯

環境分析に書いたとおり、当初はグソクムシャを握るつもりでした。

が、前日に仮想敵たるラランテスGXやルナアーラGXと対戦してみたところ、思った以上に3エネのキープが難しく、断念。その後ダストダスルナアーラGXを軽々ワンパンするのを見て「これはヤバイ」とダストダスを握ることにしました。当初の相棒はエーフィでしたが、ダストミラーに弱いことから破棄。ケンタロスGXとジジーロンGXで序盤中盤を乗り切り、終盤にダストの高火力で殴るデッキです。

レシピは以下のとおりです。

◯アロコンZ用 ケンタロスGXジジーロンGXダストダス

POKEMON 13

3ヤブクロン(SM2)

3ダストダス(SM2)

3ケンタロスGX

2ジジーロンGX

2カプ・テテフGX

 

SUPPORT 11

3プラターヌ博士

4N

2フラダリ

1リーリエ

1スカル団のしたっぱ

 

GOODS 22

4バトルサーチャー

4ハイパーボール

2ネストボール

3フィールドブロワー

3闘魂のまわし

2こだわりハチマキ

2エネくじ

2レスキュータンカ

 

STUDIAM 3

3月輪の祭壇

 

ENERGY 11

7超エネルギー

4ニコタマ

 

▼試合結果

予選1回戦 vs.ジュナイパーGX+ラランテス ◯6-2

初手ジジーロンGXというジュナイパー相手には良い出だし。相手の展開がイマイチよくなく、常に1ターン遅いという展開。ぎゃくじょう150で色んなモノを狩り、最後はダストが暴れて勝ち。

 

予選2回戦 vs.ニンフィアGX+ジジーロンGX+ダストダス ✕3-6

最初はあちらがニンフィア、こちらがケンタロスGX。運良く相手のマジカルリボンに合わせてNを連発でき、展開を遅らせながらニンフィアを処理。ここまでは良かった。お互いダストをベンチで育てるも、なぜか僕のトラッシュにしかグッズが貯まらない。そして初手のニンフィア……もしや……。

「グッズ、0ですか?」

「0です」

当然、終盤火力が上がらず負け。ダストミラーを意識してグッズを0にしたとのこと。この限定環境でその決断はすごい。悔しいですがアロコンならではの勝負で大変おもしろかったです。

 

予選3回戦 vs.ジジーロンGX+ダストダス+ミミッキュ+ヤレユータン ✕5-6

前回のアロコンで初戦に対戦した方。席に行くとダストダススリーブ。むむこれは……。

「今日はスリーブのままです」

やっぱり……。

序盤はお互いヤブクロンスタートからのあちらケンタロスGXこちらがジジーロンGXという流れに。エネが上手くひけず苦労しましたがプラターヌでニコタマとハチマキを持ってくるしかないところで見事に引けたことも有り、サイドは先行。ところが中盤ダストダスの殴り合いになってから最終的にこちらのダストダスが足りなくなり負け。ダストラインを3-3に絞っていたのが敗因でした。

 

▼敗因

ということで1-2でベスト8には上がれず。ミラー対決で2敗したのは大変悔しい。2戦目のグッズレスダストはちょっと厳しいですが、3戦目は構築の甘さで負けたわけで、きちんとダストラインを4-4積めば分からなかった試合でした。僕はターン経過ごとのダストダスのダメージ増加量を当初非線型的に見積もっていました。つまり序盤のダメージ量はほぼ0に近く、終盤に向けて急速にダメージが上がっていくイメージです。

ところが終了後フリーで回した際に注意してみてみると、もう少し線型的にダメージが伸びていきました。つまり序盤ダストでもそれなりのダメージ数は出るということです。要は調整不足で気づかなかったという話でした。

 

▼大会全体の様子

詳細は主催者レポを待ちたいと思いますが、ダスト系は多かったです。あとはラランテスキュウコンでしょうか。ただバクガメスなどもおり、前回よりデッキの多様性は上がっていた気がします。

事前の環境分析に書いた枠組み

A.何らかの手段で打点を上げてワンパンゲーに持ち込む

B.回復や軽減で確定数をずらして2パンゲーを勝ち切る

でいうと、Aの方に環境は寄っていました。ダストのみならず、ラランテスもブルルGXにより打点が上がっており、またキュウコンGXは160出せるためです。ダストの登場は想定外でしたが、おおまかな方向性はあっていたかなと思います。

最後になりましたが主催のトイさん・イラクサさん楽しいイベントありがとうございました! 今回が最後?ということでZが大会名についていたようですが、個人的には第3回希望です!

アローラコンストラクションZ 環境分析

いよいよ明日は新弾発売ですね。今週日曜に開かれるサンムーン環境限定構築大会、アローラコンストラクションZ環境分析をしてみたいと思います。

 
▼前環境のおさらい
 
アロコン第1回はこんな環境でした。
 
○カードプール
・SM1
・SM1+
・プレミアムトレーナーボックス
 
○環境
・高HP中打点環境
・グッズロックが無い
 
○戦い方
A.何らかの形で高打点を作りワンパンにする
B.回復や軽減で確定数をズラす
 
○有効なアーキタイプ
 
HP250近いGXポケモンがうようよする一方、ボルケニオンや白レック不在により火力は120程度が基本です。そのためソルガレオGXを除き、2パン環境となっていました。
 
そのため優位に立つには、無理くり打点を上げてワンパン出来る範囲を広げるか、回復等で確定数を下げることが必要です。
 
前回優勝のラランテスgx+ラランテスは、この2つの戦い方を同時に実行できます。小ラランテスやこだわりハチマキで打点をあげつつ、ソーラーブレードで回復という、ほぼ完成されたアーキタイプでした。特に優者したアースさんは、ククイ博士を4投し、ソーラーブレードの打点を210にまで上げられるよう工夫していました。
 
▼今回の環境
 
○環境の変化
・高HP中打点は変わらない
・ただし160打点前後のポケモンが増えた(バクガメスgx、キュウコンgx、グソクムシャ)ため、210-220打点を作りやすくなった
→HP220以下のGXは採用リスクが上昇
・グッズ破壊手段が出来て、まわしが取れるようになった
→実質HPの低下
 
○戦い方の変化
・打点を上げてワンパン、の有効性が上がった
 
SM2が加わっても、環境のメジャーアップデートは無いと考えられます。ただし、バクガメスgxやキュウコンgxといった160打点のポケモンが増えたことで、やや打点が上がり気味です。加えてグッズ破壊手段が出来たことで、これまで剥がせなかった闘魂のまわしが壊せるようになり、実質HPが下がっています。
 
こうした変化を踏まえると、打点を上げてワンパンを狙う戦い方の有効性が増しています。特にバクガメスgx、グソクムシャは小ラランテスで打点を上げられるため、注目です。
 
○有効なアーキタイプ
 
個人的にイチオシのアーキタイプです。ハチマキやラランテスククイ博士などでグソクムシャの打点を220まで上げ、サイドの1:2交換を狙います。サブアタにバクガメスgxを入れても面白そうです。ルナアーラデッキへの回答としては無防備なテテフやエーフィgxを潰す形で逃げようかと。
 
目立った強化はなさそうですが、前回大会時点ですでに完成度が高く引き続き強力です。ただバクガメスgxがニコタマで動くためピン刺しされてる可能性もあり、盤石ではなくなりました。
 
高打点ポケモンがほぼいない環境は変わらないため依然強力です。加えてカプテテフgxにより事故り辛くなり、かつgx技でさらに2パン環境下での安定感が増しました。
 
ただテテフは諸刃の刃です。常に2パンゲーを強いてきたルナアーラデッキにとって、HP170のテテフは大きな穴と言えます。まわしバクガメスgxの下技1発で吹き飛ぶわけで、環境が160打点に移行した場合、テテフ狩りにより負けるケースも増えるでしょう。 
 
4.カプコケコgx+カプコケコ
トランスまんたんが強いならば、当然エアロトレイルまんたんも強いわけです。AZ的なものがあると良かったんですが。
 
ハチマキ+ククイラランテスgxを落とせます。またアクアパッチのおかげで連発出来るので、後続にも圧力をかけられます。ただマナフィ不在のためラプラスGXが使い辛く、相棒に何を当てるか難しいところです。
 
▼まとめ
今のところの情報だと、個人的には1進化・ニコタマ込みの3エネで150出せる・非GXのグソクムシャで縦の突破が強そうだと見ています。まだ公開されていないカードもたくさんあるのでわかりませんが、とりあえず発売前日の予想でした!